巡る因果の猫車 ─ reboot ─

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死体蹴りしてる暇はない

 さてさて、また随分と間が開いてしまって申し訳ない。今後ともお見捨て無きよう…

 さて、総選挙から一週間経ち、いよいよ本日の臨時国会で第三次安倍政権が発足する運びとなりました。自民党は議席を二つ減らしたとは言え、0増5減を考慮すれば占有率はほぼ変わらず、公明と合わせれば2/3を確保している訳で、まずまず大勝利と言っていいかと思います。
 アベノミクスの効果を確信し、その信認のために票を投じた身としては、一安心といきたいところなのですが……どうにもきな臭い話も多くて、ちょっと不安が残るところですね。

■第3次安倍内閣、財政健全化に不退転の姿勢で取り組みを=諮問会議議員
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0K00JZ20141222

 “民間議員らはまた、地域経済の改善も踏まえ、リーマン・ショック時に導入した地方交付税の「別枠加算」は終了を検討すべきだと指摘。危機対応として歳出総額の別枠として臨時的に追加されてきた地方自治体の「歳出特別枠」も縮小、または廃止していくべきだと訴えた”


 いやもうね……消費税の増税による衝撃が、そろそろ雇用にも影響が出る懸念があると言うのに(雇用関連統計14年8月~雇用情勢は改善傾向が続くが、企業の求人意欲に陰り・ニッセイ基礎研究所)、ここでさらに、ただでさえ苦しい地方を締め上げてどうしようというのか。
 まあ、これは政府の下に置かれているとはいえ、決定権のない諮問会議の言うことですから無視してくれる可能性もありますけど、介護報酬の減額の件など、依然として財務省は財政支出削減に闘志を燃やしているようで……

 財務省としては一定の財源の中で歳出を削減し、赤字を出さないことが本能ですし、省に期待されてる役割としてはそれでいいとは思うのですが、省庁を道具として使いこなさなければならない政府が財政再建などと言う小さな(と、あえて言わせて貰います)問題に拘泥し、その結果、景気が更に悪化してしまえば、財政再建(プライマリーバランスの改善)も夢のまた夢となってしまうわけで。順番間違えさせるわけにはいきません。
 アベノミクスを信認して票を投じた人は、自公の大勝に安心せずに、おかしな動きあったら党本部に言うなり、地元議員に陳情なりしていく必要があるかと思います。

 ただ、不安ばっかり煽るのもなんですので、ちょっとした希望も置いておきますか。

■グローバル化に透明性を パリ経済学校教授・ピケティ氏 (展望2015)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF19H05_Z11C14A2SHA000/

“――日本の現状をどう見ますか。

 「財政面で歴史の教訓を言えば、1945年の仏独はGDP比200%の公的債務を抱えていたが、50年には大幅に減った。もちろん債務を返済したわけではなく、物価上昇が要因だ。安倍政権と日銀が物価上昇を起こそうという姿勢は正しい。物価上昇なしに公的債務を減らすのは難しい。2~4%程度の物価上昇を恐れるべきではない。4月の消費増税はいい決断とはいえず、景気後退につながった」”


 以前からアベノミクスに賛同していたクルーグマン氏やスティグリッツ氏に加え、日本でも著書の邦訳によって名が売れ始めたピケティ氏のような、有力な経済学者が新たにアベノミクス(インフレ誘導)に賛意を示してくれてるのは心強い話。
 これで、緊縮による財政再建に凝り固まってる党内の議員を、説得する材料が増えると嬉しいところですね。

 てなわけで、未だに選挙の余韻冷めやらずって人も多いですし、結果についてグチグチ言ってる野党勢もまた多いのですが、与党支持者としてはまだまだ気の抜けない状況。
 死体蹴りに興じてないで、勝って兜の緒を締めよというのが、まさに当てはまるのが今現在だと思います。
 現政権が経済政策で道を踏み外したりすれば、もはや後に残るのは、自民党内においてすら、緊縮による財政再建派だというのを肝に銘じて、政府の動きを注視していきましょう。 



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政治とか経済とか | コメント:1 | トラックバック:0 |
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